ブログ(アットホーム諸岡)
2022 .6.3
アットホーム諸岡
~軟膏塗布の様子と役割~
一つ皆さんにご質問します。
高齢の方の皮膚の状態は20~50代の一般の方と変わる?変わらない?
正解は…大きく「変わる」です‼
年齢が重なるにつれて、高齢者は体の中の水分が減少していき、それにより皮膚が乾燥して
しまい、大きな皮膚トラブル(剥離・皮下出血など)が出てくる事が現れてしまうのです。
そこで、ユニットではこのように利用者一人ひとりに必要な軟膏や塗る箇所を探していき、
剥離や皮下出血、利用者の痛みの軽減に努めております。
今回は1人の利用者様の軟膏塗布の様子を見て頂きたいと思います。
笑顔と癒しポジションの利用者様にご協力していただきました✨
この方は一日1回体幹部に「プロペト」という軟膏を使用していきます。
この方の場合は両下肢に塗っていきます。
使用するときは人差し指の第一関節くらいの量ですくい取ります。
下から上にかけて両下肢にのばしていきます。このとき勢いよくのばしたり力強く塗ってしまうと剥離・皮下出血の要因にもなるため優しく塗っていきます。
皆さんは日常生活の中で軟膏を使用する機会は少ないと思いますが、高齢者の方は
怪我した場合でも皮膚の再生は私たちよりも遅く、すぐに完治ができない状態の方が多い
のが現状です。
人生最後のステージを穏やかにすごして頂くために、私たちはご利用者様自身と一人
ひとりの笑顔を守っていけるよう奮闘していきます‼